2012年11月
2012年11月16日
みんなで解決!
「おしゃべりクラス」の授業中。
いつになく、元気のない子が…Nちゃんです。
おもむろに、「今日、さかさてるてる作ろうかな~。」というので、
「どうしたの?」と聞くと、
何でも、明日マラソン大会があるのだそうです。
いつも遅いから(ちなみに遅い時は、25位くらいだそうで。)、明日のマラソン大会が延期になればいいな~と思っているわけで…。
延期になったからと言って、なくなるわけではないマラソン大会…。
「神話」の授業は中断して、急遽「何でもお悩み相談室」に変更。
クラスのメンバーに、マラソンが得意だという子がいて、
彼を中心に、様々なアイデアが出ました。
例えば、「最初から、全部の力を使わない。後半に力を残しておく。」
「靴の底が、デコボコだと滑らなくていい。」
「上り坂と、下り坂の走り方はかえる。」
などなど。
そして、みんなに「明日がんばってね!」と言われ、Nちゃんは帰っていきました。
翌日の夜…。
もう寝ようかと思っていたら、電話が…。
Nちゃんからでした。
「7位だったよ!」
良い声でした。
悩みを打ち明けるのには、勇気がいるし、
聞いた方だって、それを受け止め、励ますことだって難しいものです。
こうして結果が出ることだって稀だけど、
心から「良かったね~!」と喜びあえる、お互いのいること。
学校とはちがった、そういう誰かと過ごす時間もまた、
必要なのかもしれないなぁ。
それぞれに、悩んだり、うまくいかないことを抱えているけれど、
Nちゃんと一緒に、それぞれが成長した、一つの出来事でした。